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ハイキングでポンチョは使える?メリットや使い方を詳しく解説

ハイキングをはじめとしたアウトドアには、天候や気温の変化がつきものです。防寒着やレインウエアを持っていくと安心ですが、何を選べば良いか悩む人も多いのではないでしょうか。最近では特徴的なシルエットや簡単に羽織れることから、ポンチョを着る人が増えています。

この記事ではポンチョの起源やメリット、使い方まで詳しく解説します。

ハイキングではポンチョがおすすめ!

アウトドアで使う防寒着やレインウエアにはアウトドアジャケットやレインコートが一般的かもしれません。しかし実は、ハイキングにはポンチョもおすすめです。

ポンチョとは

そもそもポンチョとはどのような衣服を指すのでしょうか。ポンチョの起源について簡単にご紹介します。

由来は南米の民族衣装

ポンチョとは毛布の中央に穴をあけた中南米の民族衣装のことを指します。いわゆる貫頭衣と呼ばれる最も簡単な衣服形状の一つです。ポンチョのルーツは南アメリカのアンデス山脈地域の先住民(インディヘナ)の仕事着・防寒着にあると言われています。

現在では貫頭衣型の防寒着だけでなく、レインウエアなど広い意味合いを持って使われています。

ポンチョのメリット

それでは、ポンチョにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

リュックの上からでも着られる

アウトドアではリュックやカバンなどの荷物を持ちながら移動しますが、ポンチョの裾を広げて体から荷物まですっぽりと包んで守れます。頭の上から被って着用するので、急に雨が降ってきた場合にも荷物が濡れる心配もありません。

動きやすい

ポンチョの構造は、袖が広くて腕や足が仕切られていません。四肢を自由に動かせるので、動きの多いアウトドアに向いている服装といえるでしょう。

軽量でコンパクト

ポンチョはレインコートと比べて使われている布の量が少ない衣服です。軽量なので着ている時は体への負担が少なく、使わない時は折り畳んでコンパクトに持ち運べます。

蒸れにくい

レインウエアを着てアウトドアをした時、ウエアの中が蒸れて汗だくになった経験はないでしょうか。これでは雨から守れても汗で服が濡れてしまいます。ポンチョは裾から下が開いた構造をしているので、通気性が高くて蒸れにくい服装です。

ポンチョのデメリット

ポンチョには多くのメリットを持っていますが、デメリットが無いわけではありません。デメリットを押さえて、適切にポンチョを使うことが大切です。

足まで覆えない

ポンチョの種類によって裾の長さは違いますが、足全体を覆うことはできません。強い風をともなう雨の時は防ぎきれずに足元が濡れる場合もあります。下からの水飛沫も防ぎきれないので、水たまりが多いなど足元が悪い状況では効果が限られるかもしれません。

広がりやすく周りに引っ掛かる

ポンチョの裾が広いことはメリットですが、一方で裾が周囲の障害物に引っ掛からないように注意が必要です。また、強風が吹いている時は捲れることもあります。

ポンチョの使い道

ポンチョの具体的な使い方を2つご紹介しますので、参考にしてみてください。

雨の日のレインウエア

防水性や撥水性が付与されているポンチョは、レインコートよりも気軽なレインウエアとして利用できます。100円ショップなどで売られている簡易的なものから耐水圧や撥水性に優れる本格的なものまであるので、想定される雨に合わせてポンチョを選択しましょう。

中には、アウトドアでは紐で吊るしてタープにしたり、地面に敷いてレジャーシートの替わりにしたり広く活用できるポンチョもあるので、用途に合わせてチェックしてみるとよいでしょう。

おしゃれな防寒用アウター

毛織物や毛布を素材としたポンチョの場合は、防寒用アウターとしても利用できます。本格的な防寒着は要らないけれども、アウターなしでは寒いような場面で使うのがおすすめです。ポンチョのラフなシルエットがおしゃれさも演出してくれて、寒い日が楽しみになることでしょう。

まとめ

ポンチョとは中南米の先住民にルーツを持つ民族衣装のことを指します。リュックの上から着られて、軽量でコンパクトな点がアウトドアにも使うときのメリット。荷物にポンチョを忍ばせておくと急な雨や寒さにもすぐに対応できるのでおすすめです。

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