ポリエステルはスポーツに向いている?その理由は機能性にあり!
スポーツウエアのスタンダード素材になりつつあるポリエステル素材。かつてスポーツウエアの素材は、汗をよく吸う綿が主流でした。しかし、乾きにくい性質である綿の生地が身体に張り付いて生み出す不快感を解消するために、機能性ポリエステルが誕生したのです。
今回は、ポリエステル本来の長所を最大限に生かし、弱点をテクノロジーで補った、スポーツウエア向けのポリエステルについて徹底解説します!
よく使われるスポーツウエア:ウィンタースポーツウエア、ウィンドブレーカー
よく使われるスポーツウエア:スイムウエア、陸上ウエア
よく使われるスポーツウエア:秋冬物のスポーツアンダーウエア
しなやかなバネのようならせん状の分子構造から、ストレッチ性、発色の良さ、ソフトなクッション性などの特性があります。
また、他の繊維とも複合しやすく、相手繊維の特性を活かしながら、新たな機能性を加えることが可能です。
こちらの記事では、スキーウェアなどスポーツウェアで知られるブランド「Goldwin」の「ソロテックス」を使った商品が紹介されています。
吸水性と速乾性に優れ、ストレッチ性に富んだ「ソロテックス」を使ったアイテムは、さまざまなブランドのスポーツウェアに多数採用されているので、スポーツやアウトドアを楽しむ方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
今回は、ポリエステル本来の長所を最大限に生かし、弱点をテクノロジーで補った、スポーツウエア向けのポリエステルについて徹底解説します!
Contents
スポーツウエアに必要な機能
スポーツウエアに求められる性能とは何なのでしょうか?スポーツ全般で求められる機能性をご紹介します。速乾性
汗をそのままにしておくと、衣類は重たくなります。さらに、冷えた汗は身体を冷やす原因にも。さらっと乾きやすい素材が理想です。耐久性
スポーツウエアは、短時間の着用でも汗や汚れが付着するので毎回の洗濯が基本です。洗濯を重ねると摩耗による劣化が進むので、強い耐久性があった方がいいでしょう。透湿性
蒸れやすいスポーツウエアは、熱中症や汗冷えを引き起こします。身体が発する蒸気を上手に逃がす透湿性を備えたウエアでこそ、最大限のパフォーマンスが期待できるでしょう。軽量性
俊敏な動きが求められるスポーツウエアには、軽さも重要です。防臭性や紫外線防止性
大量の汗は臭いを発しないか気になるもの。防臭性能があるウエアだと安心して着用できます。また、屋外のスポーツの場合には、紫外線を防止する機能の付いた素材で過度の日焼けを防ぎましょう。スポーツウエアに使われる繊維
スポーツウエアに必要な性能を持った繊維には、どのようなものがあるのでしょうか。その種類と特徴、よく使われるスポーツウエアを紹介します。スポーツウエアに最適なポリエステル、実は向かない綿
綿は吸水性が高いため、大量に汗をかく場面ではウエアが重たくなり、汗冷えにつながります。また、肌に張りつく感覚を不快と感じる人も多いでしょう。一方のポリエステルは、乾きやすく耐久性も高いので、洗濯回数の多くなるスポーツウエアに最適です。他素材のスポーツウエア向け用途
ナイロン
弾力性に優れ、しわになりにくく速乾性があります。ただし、紫外線で黄変するので屋外スポーツには向かないでしょう。よく使われるスポーツウエア:ウィンタースポーツウエア、ウィンドブレーカー
ポリウレタン
伸縮性に優れ軽量ですが、摩耗に弱く紫外線で黄変の可能性があります。よく使われるスポーツウエア:スイムウエア、陸上ウエア
ウール
スポーツウエアにウールを使用するというと、意外に思う人もいるかもしれません。しかし、保温性が高く、撥水(はっすい)性があるため、気温の低い冬季の高地を目指すアウトドアウェアや、秋冬物のスポーツウエアに使われています。よく使われるスポーツウエア:秋冬物のスポーツアンダーウエア
向かない素材・使われない素材
レーヨン
木材パルプが原料のため、水にぬれると耐久性が著しく下がります。汗をかくスポーツには綿同様に不向きな素材です。アクリル
ウールに似せた化学繊維ですが、吸水性・吸湿性で劣り、摩耗にも強くないので、スポーツウエアには使われない素材です。スポーツにはなぜポリエステルなのか
ポリエステルがスポーツウエアの最適素材といわれても、通気性が良くないイメージがある……という人もいるのではないでしょうか?ポリエステルがスポーツウエアに向いている理由を詳しく解説します。ポリエステル素材本来の強みと弱み
強み
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- 水に濡れても強度が変わらない
- 乾きやすい
- 熱に強い
- 摩耗しづらい
- しわになりにくい
- 日光による変色がない
- 洗濯しても伸び縮みしない
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弱み
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- 吸湿性があまりない
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機能性ポリエステルの秘密
ポリエステルは従来、吸湿性の低さからスポーツウエアには向かないとされていました。しかし、技術の進歩で天然繊維の構造に近づけて作られたのが、機能性ポリエステルです。機能性ポリエステル繊維「ソロテックス」
帝人フロンティアの「ソロテックス」は、ポリエステルの仲間であるポリトリメチレンテレフタレート(PTT)を使用した繊維です。しなやかなバネのようならせん状の分子構造から、ストレッチ性、発色の良さ、ソフトなクッション性などの特性があります。
また、他の繊維とも複合しやすく、相手繊維の特性を活かしながら、新たな機能性を加えることが可能です。
こちらの記事では、スキーウェアなどスポーツウェアで知られるブランド「Goldwin」の「ソロテックス」を使った商品が紹介されています。
吸水性と速乾性に優れ、ストレッチ性に富んだ「ソロテックス」を使ったアイテムは、さまざまなブランドのスポーツウェアに多数採用されているので、スポーツやアウトドアを楽しむ方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
まとめ:スポーツウエアはポリエステル素材がオススメ!
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- スポーツウエアには、速乾性・耐久性・透湿性・軽量性・防臭性・紫外線防止性が必要
- スポーツウエアには、ポリエステル・ナイロン・ポリウレタン・ウールが向いている
- 機能性ポリエステルは、スポーツウエアに最適!
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