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カシミヤのメリット、デメリットとオススメのお手入れ

カシミヤの衣類

獣毛繊維の中でも最高級の素材カシミヤのメリットとデメリットをご紹介します。カシミヤの特徴を捉えたお手入れでお気に入りのアイテムを長く楽しみましょう。

カシミヤとは

カシミヤとは「カシミヤヤギ」と呼ばれる、冬は極寒、夏は極暑の環境で育ったヤギの毛で、人々を魅了する特徴的なメリットは大きく3つあります。

軽さとしなやかさ

人の毛髪が約40-50ミクロン、獣毛繊維では、上質ウールで約20ミクロン程度に対して、カシミヤは約14-16ミクロンで最も細い繊維で、束ねて1本の糸を仕上げても他の素材よりも軽量を保つことができます。

また、ウールに比べて繊維を覆うキューティクルの突起が少なく、製品に使用されるうぶ毛部分は、しなやかなで肌に刺激が少ない特徴があります。

保温性と放湿性が高い

カシミヤは外気を遮断し内側に熱を保つ保温性に優れ、表面のキューティクル構造が、空気中の水分を吸収、放出することにより内部の湿度を調整し蒸れを防ぐ機能性の高さがあります。

独自のぬめり感と光沢感

カシミヤは独自の油脂が繊維を覆うことで出来るぬめり感や、滑らかで弾力のある独特の風合いがあります。またキューティクルの突起が少ないので、光を屈折させずに反射することで生まれる美しい光沢感が最大の魅力です。

カシミヤのデメリット

メリットの多いカシミヤ繊維ですが、いくつかのデメリットもあります。長く愛用するためにはデメリットの理解が大切です。

毛羽立ちしやすい

カシミヤは毛羽立ちしやすく、極細繊維であるために避けられない現象です。また、極細で繊維1本の長さが短いので、繊維を集め撚り合わせて1本の糸にしています。そのため、撚り合わせた繊維の端が飛びだし毛羽になりやすい短繊維ならではの特徴があります。

毛玉になりやすい

同様に飛び出た繊維の端が擦れると繊維同士が絡まりやすく簡単に毛玉を発生させてしまいます。

保管時の虫食い

動物繊維の特徴でもありますが、繊維のたんぱく質は害虫に食べられやすい性質があります。そのため、保管をする時は防虫剤を入れるなど十分注意しましょう。

カシミヤ製品のお手入れ①

カシミヤ製品の正しいお手入れ方法をご紹介しましょう。こまめなお手入れをすればクリーニングに出す回数をぐっと減らす事ができます。

着用ローテーション

1日着用すると目には見えなくても、外気の塵ホコリ、湿気や擦れなどで、型崩れや毛玉が発生しやすい状態になります。ニットもコートも脱いだら洋服ブラシで表面のホコリをさっと取り除き、洋服の湿気を取り除いた上で数日は休ませましょう。

着用後のブラッシング:洋服ブラシ

洋服のお手入れに欠かせない洋服ブラシの毛質には化学素材と天然素材がありますが、繊細なカシミヤ製品には、馬毛か柔らかめの豚毛など毛先が細く弾力のある天然素材を選びましょう。また、天然素材のブラシはホコリを払うだけでなく油脂を補いカシミヤ独自の光沢や油分を保つ働きもあります。

汚れや汗はすぐにふき取る

汚れや汗を放置していると変色や虫食いの原因になります。汚れや汗をかいたと思ったら、中性洗剤を薄めたタオルで軽くたたき、洗剤塗布部分を水でぬらしたタオルで同様に軽くたたいて洗剤を除去ししっかり乾燥させ、最後に洋服ブラシで毛並みを整えるとよいでしょう。

カシミヤは水に弱く毛羽立ちや毛玉ができやすい繊維ですので、タオルは固めに絞ってから擦らずに使うことがポイントです。

カシミヤ製品のお手入れ②

日頃お手入れをしていても、どうしても発生してしまう毛玉や蓄積汚れの対応もご紹介します。

毛玉のお手入れ

繊細な素材ですので、注意をしていても発生してしまう毛玉は、初期の段階であれば、洋服ブラシでブラッシングすることで回復させることが出来ますが、洋服ブラシでほどけなくなった毛玉は、引っ張らずにやさしくカットしましょう。

汚れ防止

首元は皮脂や汗が付きやすいのでトップスやマフラーなどで直接肌に触れない工夫でおしゃれに乗り切りましょう。また、目立たない場所で色落ちや変色のテストをした後で、皮脂汚れ防止として制汗剤の使用もオススメです。

皮脂汚れは、油性で濡れタオルだけでは落とせませんが、制汗剤を使用することで濡れタオルでのケアが有効になります。
日常のカシミヤのお手入れに手が回らない方には帝人フロンティアの「ソロテックス」使用の製品もオススメです。
「ソロテックス」はカシミヤのようなソフトな肌ざわりに加えて、ストレッチ性や形態回復性などの特徴があります。化学繊維なので虫食いの心配がいらず、洗濯をしても乾きが早いなど、格段に楽に独自の風合いを楽しんでいただけます。

まとめ:カシミヤ繊維の特徴を理解し日頃のお手入れを。

  • 1日着用したら、内に籠った湿気を除去してからクローゼットにもどし数日休ませる
  • 着用後は天然素材の洋服ブラシでチリやホコリをササッと払い、繊維を整え油分を補う
  • シーズンオフの保管の際は湿気と汚れをしっかり除去し、ハンガーにかけるなど形を整え、必ず防虫剤と共に通気性のよい場所で保管する
カシミヤの特徴をしっかり理解して、丁寧にお手入れすれば、味わいが深まり長く愛用することが出来ます。是非、愛用のカシミヤ製品を大事に育ててください。

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