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シワになりにくい生地の選び方|アパレル企画で差がつく素材の知識

いろんな素材

アパレル企画の現場においてシワになりにくい機能は、忙しい日々を過ごすユーザーの満足度を左右する重要な付加価値といえます。
しかし、天然繊維のような風合いを大切にしながら防シワ性を高めるバランスは、企画担当として頭を悩ませる課題の一つではないでしょうか。本記事では、シワが発生するメカニズムや企画で重宝する素材の特性、次世代の機能性素材「ソロテックス」の特長を解説します。

シワになりにくい生地とは?

アイロンがけの手間を減らし、いつでも美しいシルエットを保つため、まずシワになりにくい生地の基本から見ていきましょう。

シワになる理由となりにくい仕組み

シワは、布そのものよりも「糸」や「繊維」の性質が大きく関係しています。
糸は細い繊維がらせん状により合わさってできており、その曲がりやすさや繊維同士のこすれ具合によって、しわのつきやすさが変わります。つまり、しわは目に見えない糸の構造によって決まっているのです。
ポリエステルなどの合成繊維は高い反発性により元の形に戻りやすいので、シワになりにくいです。 また、綿や麻など一部の天然繊維は反発力が弱くシワになりやすい一方、ウールは弾力性が高く比較的シワになりにくいです。

用途ごとに考えるシワの許容範囲

シワになりにくい生地選びは、清潔感のある印象に直結するので大切です。特にビジネスウエアや制服、シャツなどは、一日中シワが無く、スッキリして見えることが重要視されます。
一方で、リラックスウエアやカジュアルウェアなどは、多少のシワ感も風合いとして楽しめます。シワのなりにくさよりも、肌触りや通気性、保温性を優先した方が心地よく感じられるときも少なくありません。
着用シーンを意識して、見た目の「きちんと感」と「機能性」のどちらを優先するかを決めると、素材選びの基準が明確になるでしょう。

企画で使い分けたい!シワになりにくい生地一覧

シワになりにくい素材を用途に応じて選べるよう、それぞれの特性を解説します。

合成繊維の代表格|ポリエステル・ナイロン

ポリエステルは、シワ対策において扱いやすい素材です。形状記憶性が高く、速乾性もあるため、インナーからアウターまで幅広く活用されています。
またナイロンはポリエステルに比べ摩擦に強く、耐久性に優れている素材です。軽量さを活かしたアウターやスポーツウェアに向いています。

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天然繊維の選択肢|ウール・形状記憶加工されたコットン

ウールは天然繊維の中でも弾力性が高く、シワになりにくい特性を持ちます。また、多少のシワなら蒸気を当てて回復できます。
一方、綿のように風合いは良いもののシワが課題となる素材については、加工によって機能性を補う選択肢があります。例えば形状記憶コットンは綿の風合いを活かしつつ、特殊な薬剤加工でシワを抑えた素材です。「綿の質感を大切にしたいけれど、アイロンの手間は省きたい」というニーズに応えるノーアイロンシャツなどに重宝されます。

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バランス重視の混紡生地|ポリエステル×コットン

綿の柔らかな肌触りとポリエステルの防シワ性を両立させるため、混紡生地はよく採用されます。なかでもポリエステルを多めに配合した生地は、綿の風合いを活かしつつもシワになりにくく、速乾性も期待できる素材です。
シャツや事務用ユニフォームなど、長時間の着用でも清潔感を維持したいアイテムに使われるケースがあります。

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次世代のスタンダード素材「ソロテックス」

アパレル企画において、機能性と風合いの両立は常に頭を悩ませるテーマです。そこで有力な選択肢となるのが「ソロテックス」について紹介します。
※「ソロテックス」は品番によって機能が異なり、本項目で紹介する機能が全て該当するとは限りません。

バネのような分子構造が生む形態安定

「ソロテックス」は、繊維がバネのような「らせん状」の分子構造を持つPTT(ポリトリメチレンテレフタレート)繊維です。 この特殊な構造が強力な形態安定性を生み出し、日常動作や繰り返しの洗濯を経ても、シワや型崩れ(肘抜け・膝抜け)を抑えて美しいシルエットを維持します。
また、カシミヤを上回るほどの極上の柔らかさを備えており、従来の合成繊維にありがちなゴワつきを解消した、なめらかな質感を実現しています。

機能性の相乗効果|ストレッチ性と発色

シワになりにくいだけではなく、多方向に伸びるストレスフリーな伸縮性も「ソロテックス」の強みです。体の動きにスムーズに追従するため、タイトな設計でも締め付け感の少ない快適な着心地を提供できます。
発色性にも優れており、深みのある鮮やかな色彩を表現できるだけでなく、洗濯による色あせにも強いため、製品の美しさを長期間キープしやすいです。

持続可能な未来を拓く素材

サーキュラーファッションへの関心が高まる中、「ソロテックス」は環境負荷の低減にも貢献します。PTTポリマー成分の約37%に植物由来原料を使用しており、限りある資源の消費抑制に繋がります。
一着の服を長く美しく着られる持続可能性と、地球環境への配慮を両立した「ソロテックス」は、アパレル企画において有力な選択肢となるでしょう。

「ソロテックス」について詳しくみる

最適な素材選びで「手間なくキレイ」を実現する

シワになりにくい生地は着用者に自信を与え、清潔感という付加価値を提供します。素材戦略として、シワになりにくいポリエステルやウールを選択し、さらに織物より繊維が動きやすいニット構造を取り入れるのが効果的です。ケア性重視ならポリエステル、上質感ならウール、バランスなら混紡と、目的に応じて使い分けましょう。
「ソロテックス」は優れた形態安定、ソフトな肌触り、そして軽快なストレッチ性を発揮できる機能性素材です。従来のポリエステルでは難しかった「バネのようなしなやかさ」と「美しい発色」を両立しています。シワになりにくく、風合いや機能性も備えた「ソロテックス」は、服作りにおいておすすめの素材です。

「ソロテックス」を採用した企業様のインタビュー記事はコチラです。是非ご覧ください。

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