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衣類を黄ばみから守る方法とは?子ども服の長期保管は特に注意が必要!

衣替えの時期になると、クローゼットから黄ばんだ衣類がでてきた経験はないでしょうか。特に子ども用やベビー用の衣類は黄ばむことが多いものです。保管するときには洗濯して白かった衣類が、次のシーズンには真っ黄色になっていたらとても驚くことでしょう。

そこでこの記事では、長期保管時の衣類の黄ばみの原因や黄ばみを落とす方法について解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

黄ばみの原因

衣類の黄ばみ対策には、まず黄ばみの原因を知ることが大切です。黄ばみの代表的な原因を解説しています。

衣類に付着する汗や皮脂が原因

黄ばみの原因には、繊維自体が変質して黄ばむ場合と、繊維に付着した汗や皮脂が変質して黄ばむ場合の2つがあります。

繊維自体の変質による黄ばみは、毛やポリウレタンに多くみられる現象ですが、現在では添加剤や加工方法の工夫で対策されていることが大半です。

一方で、衣服を着ていると汗や皮脂などの汚れはどうしても付着してしまうもの。黄ばむ事例の多くは、これら付着した汚れが酸化することが原因です。

洗濯で汚れを落としきれていないことが原因

汗をかきやすく、汚れもつきやすい子ども用の衣類は特に黄ばみやすい製品です。また、衣服の首回りは汗が直接しみこむため、黄ばみやすい部位でもあります。

黄ばみを防ぐためには衣類の汚れを洗濯で落としきることが大切なのですが、実際にはなかなか落としきれないことが多いです。そのため、長期保管をする前には特に入念な洗濯を行い、汚れを確実に落とすことが実はかなり重要なのです。

黄ばみを落とす方法

もし衣類が黄ばんでしまった場合には、適切な方法で落としていきましょう。具体的な対策として、酸素系漂白剤やクリーニングの利用があげられます。それぞれについて詳しく解説します。


酸素系漂白剤を使う

漂白剤には塩素系と酸素系の2種類がありますが、殺菌や漂白効果を期待する塩素系とは異なり、酸素系は汚れの分解に特化していることが特徴。漂白効果は塩素系より薄いため、色柄物の衣類にも使えることも利点です。
黄ばみを落とす手順は次の通りです。

  1. 洗面器やバケツに40~50℃のお湯を入れ、使用方法に規定されている量の酸素系漂白剤を入れ、かき混ぜます。
  2. 白い泡が出たら、衣服を投入して20分~1時間程度漬け込みます。
  3. 衣服を取り出して、いつも通り洗濯をして乾かします。

※もし黄ばみが落ちない場合には、何度か同じ工程を繰り返しましょう。
※必要に応じて、強い黄ばみが出ている部位は、洗濯機で洗う前にこすり洗いや、部分的に塗布してしつこい汚れ落とすスポット洗いを試してみることも大切です。

クリーニングを利用する

洗濯や酸素系漂白剤でも落ちにくい汚れを落とすために、クリーニング店を利用する方法もあります。特にドライクリーニングは皮脂汚れなどの油溶性汚れを落とすのが得意です。水を使った黄ばみ落としを試しても効果がみられない場合には活用してみましょう。

また、クリーニングを依頼するときにはお店の人に、黄ばみを落としたいことや、黄ばんでいる場所を伝えておくと注意し対応してくれますよ。

まとめ

衣類に付着した汗や皮脂が黄ばみの原因であることが分かりました。黄ばみ対策にはシーズン後のタンスにしまうタイミングで、入念な洗濯をすることが大切です。もし黄ばんでしまった場合には、酸素系漂白剤やクリーニング店の利用で落とすことができます。自宅で洗濯する場合は、洗濯ネーム、取り扱い表示を確認した上で行いましょう。

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