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ワイシャツの襟汚れは予防が肝心!原因をふまえた方法を解説します

会社勤めの制服ともいえるワイシャツは、襟汚れを予防して清潔に保ちたいものです。しかし着るたびにどうしても襟周りには汚れが付着してしまうもの。さらに時間の経過とともに、落ちない黄ばみや黒ずみになってしまうこともあります。頑固な汚れにしないためには、洗濯など日々のお手入れと予防アイテムを活用することがおすすめです。

そこで今回はワイシャツの襟汚れについて、原因から予防方法まで徹底解説します!

襟汚れの原因と落とし方

そもそもなぜワイシャツの襟周りは汚れてしまうのでしょうか。まずはその原因と付着して時間が経過してしまった汚れの落とし方について解説していきます。

原因

首回りにフィットする形状につくられたワイシャツは、その触れた部分に汗や皮脂が付着します。これらは油溶性(皮脂など)と水溶性(タンパク質など)の汚れですが、時間が経過して酸化すると黄ばみや黒ずみになるのです。

頑固な汚れを落とす方法

洗濯で落としきれなかった汚れが蓄積されると、目立つ汚れにつながります。こうした状態のワイシャツは油溶性と水溶性の2層の汚れを落とすことができる洗剤を利用して洗浄しましょう。詳しくはこちらの記事でご紹介しているので参考にしてみてください。

ワイシャツの黄ばみは落とし方が重要!複合汚れをリセットする方法 ワイシャツの黄ばみは落とし方がわからずに、意外と頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ワイシャツの黄ばみについて解説します。汚れの原因や構造に対応した落とし方とともに、簡単にできる黄ばみ予防法までお教えします

又、襟・袖などの部分汚れ用スポット洗剤も販売されているので、活用してみても良いでしょう。
ただし、家庭の洗濯ではどうしても落とせない汚れの場合もあります。そんなときはプロのクリーニング店に相談することがおすすめ。さまざまな知識や技術で解決してくれることでしょう。

襟汚れの予防

ワイシャツに襟汚れはつきものですが、頑固な汚れになる前に予防をすることが肝心です。日常の予防と洗濯の方法についてご紹介します。

日常の予防

襟汚れの原因の一つは汗にあります。汗をたくさんかいて、そのままにしておくとワイシャツに汚れが付着しやすくなるため、汗はハンカチなどでこまめに拭き取りましょう。またパウダー入りの制汗剤もワイシャツに汗がつくのを防いでくれるので、首周りに使うのがおすすめです

家庭でのお手入れポイント

黄ばみの状態は、付着した汚れが時間の経過と共に酸化した結果です。そのため、まずはワイシャツをこまめに洗濯することが重要です。特に汗をたくさんかく季節はため込まずに洗濯しましょう。

洗濯のポイントは、洗浄力の強い弱アルカリ性のできれば粉末洗剤を使用することです。淡色のワイシャツは汚れた衣類や色物の影響を受けやすいので、分けて洗濯するのがポイント。汚れが気になり始めた場合は、汚れが浮きやすいぬるま湯で予洗いしてから洗濯しましょう。時間がない場合は、汚れに洗剤を直接塗布して投入します。

なお、いずれの場合も取扱い表示を確認したうえで、適切な洗濯量と洗剤量を守ることが基本です。詳しくはこちらの記事も参考にしてください。

ワイシャツやブラウスの洗濯のポイントをおさらい!手間なしの方法もご紹介 ワワイシャツやブラウスは薄手であることが多く、襟もとや袖口が身体のラインに合わせてつくられています。だからこそ、型崩れが気になり、洗濯にも気を使いますよね。そこで今回は、ワイシャツやブラウスの洗濯の方法とキレイに仕上げるコツをご紹介します。

予防アイテム

ワイシャツの襟汚れを予防する方法は他にもあります。予防アイテムはひと手間かかりますが、ワイシャツを汚れなく長く愛用するために検討してみてくださいね。

ベビーパウダー

最初にご紹介するのは、赤ちゃんの汗疹対策に使われるベビーパウダー。でんぷんと鉱物から成り、水を吸収し摩擦を減らす効果があります。洗濯で簡単に落とせて、制汗剤の代わりにもなり、肌にも優しいとメリットも多いです。

使い方は、パフなどを利用して襟もとに薄くはたきます。容量に対して価格も抑えられているのでコスパの良いアイテムです。

衣類用スプレーのり

衣類に張りを出すために使われるスプレータイプの糊剤は、耐熱性ポリマーやシリコンからなるもの。ワイシャツの形状を保ちハリのある仕上げを期待するものですが、吹き付けておくと汚れの付着も抑えられます。
ただし、形態安定シャツは糊剤で機能性を失う場合があるので、注意してください。

襟用テープ

最後にご紹介するのは、襟部分に貼り付けて使用する使い捨てのテープです。専用のカット済みテープや巻取り型の布用テープとして販売されています。ワイシャツの襟部分に直接肌が触れない状態に保つことができるので、しっかりと貼り付ければ汚れを完全に防げます。ただし、使い捨てになるのでコストはやや高めでしょう。

まとめ:ワイシャツの襟汚れは洗濯と予防アイテムを上手に使って

  • 襟汚れの原因は皮脂や汗
  • 洗濯の工夫で予防
  • 予防アイテムも活用
ワイシャツの襟汚れの予防方法をご紹介しました。皮脂や汗が付着しやすいワイシャツの襟周りですが、意識をして洗濯や予防を施すことで、汚れの蓄積による黄ばみや黒ずみを防げることがほとんどです。

汚れが蓄積してからの洗濯は時間と手間がかかるだけでなく、繊維へのダメージも心配されます。普段からこまめな洗濯を行い、汚れの蓄積を防ぐアイテムを活用しましょう。大切なワイシャツを清潔に長く着用できるようになりますよ。

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