ご近所ランに慣れてくると、さらに長距離やレースへの参加など、もう一歩上級レベルのランニングを楽しみたいと考える方も多いのではないでしょうか。そんな時に取り入れたいのが、ランニングリュックです。

今回は、ランニングリュックを選ぶためのポイントをご紹介します。

ランニングリュックとは

ご近所を軽く走るときは、家の鍵やスマホなどの小物類は、ポケット入れる程度で良かったかもしれません。しかし、長距離を走ることを考えれば、必然的に携帯したい物は増えていきます。

ランニング用に作られているリュックは、安定した走りを邪魔しないために開発された多機能なリュックです。

基本的な機能

外せない基本機能は次の３つです。

• 体にフィットして揺れない
• 軽量
• 通気性の良い素材

これらを意識して、リュックを選ぶようにしましょう。

ランニングリュックの選び方

基本機能を頭においたら、自分に合ったリュックを選んでいきましょう。絞り込む順番は、容量、機能、デザイン、お手入れのしやすさです。

容量

主な目的、どんな状況で使うかによって荷物の量が変わってきます。

9Lまで：4時間以内の普段のランニングからハーフレース向けです。最低限の容量でコンパクトなのでフィット性が一番良いタイプだといえるでしょう。

14Lまで：8時間以内のランニングや、フルマラソン、冬場にウェアが多くなった場合に向いています。

15L以上：着替えの入った通勤ランやエイドの少ない長距離ランナー向けになり、重量も加わるため、負荷が大きくなってしまいます。

最初の一つを購入するときのおすすめは９Lまでです。容量が大きくなるほど揺れやすくなり、負荷がかかりますので、目的とご自身の体力も加味して慎重に選びましょう。

機能

容量が決まれば、次は機能を選びましょう。
雨や汗などから、中の荷物を守って衛生的に保てる撥水・防水機能が多く装備されているリュックが多くなってきました。これらの機能があるかどうか、チェックしておきましょう。

また、ランニングに欠かせない水分補給のしやすさも大切なポイントです。ボトルの取りやすさやハイドレーションなど、自分にあった水分補給の仕様を選びましょう。

体型の変化やシーズンなど衣類による、サイズの変化に合わせるため、紐の長さを調節するアジャスター機能も欠かせません。

デザイン

色や柄はもちろんですが、あると嬉しいのがポケットです。必要な小物を簡単に出し入れするために必要な大きさや数と、出し入れしやすい位置に配置されたポケットは、ランニングリュックの利便性を左右するとともに個性の出せる大事なデザインです。

その他にも、夜間や雨など視界の悪い時に、車や歩行者・自転車・バイクにご自分の存在を知らせる反射板も確認しておきたいポイントです。最近は、カスタマイズできる別売り付属品があるタイプも増えてきました。

お手入れ

長く快適に愛用するためには、お手入れが簡単なものを選ぶのがおすすめです。洗濯機で丸洗いできるタイプはランニングリュックを楽に衛生的に保てますので、洗濯前の取扱い表示がついている場合はしっかりチェックを行いましょう。

まとめ：最後は購入時しっかり確認

これまでのチェック項目である程度絞り込んだら、最後に大事なことは試着です。必ず店頭で着装してサイズやフィット感、揺れの程度を確認しましょう。ネットで購入するときは、しっかりサイズ確認とアジャスター機能付きを選ぶようにしましょう。

快適なランニングを楽しむためにはあなたの目的に合った装備が大事です。自分の目的にあったランニングリュックを選んで、これからのランニング生活を楽しみましょう。