秋冬のオシャレの主役であるコート。しかし、しわがついてしまうと、せっかくのおしゃれも台無しです。この記事では、コートにしわができる原因や簡単にしわを取る方法、しわを予防するためのポイントなど、おしゃれ好きに役立つ情報を解説しています。あなたの大切なコートを長く、美しく着続けられるようになりますよ。

コートにしわができる原因

そもそもなぜ、コートにはしわができてしまうのでしょうか。その原因について解説します。

普段使いした時のしわ

日常の中でコートを着用していると、折り曲げられてしまうシーンが多くあります。例えば、電車の中で座った時、コートを無造作に引っ掛けていた時、折りたたんだまま保管していた時など……。このように長時間、変形した状態で圧力を加えられているとしわになってしまいます。

洗濯した時のしわ

普段使いだけではなく、洋服を洗濯した時もしわができる原因の一つです。特に水を吸いやすいような素材の洋服の場合、脱水後のくしゃくしゃになった状態のまま乾燥してしまうと、しわがついてしまいます。
コートを自宅で洗う機会は少ないかもしれませんが、洗う時には取扱い表示に従って丁寧に洗うようにしましょう。

コートのしわを取る方法

コートにしわがついてしまった場合でも、諦める必要はありません。まずは以下のような方法を試してみましょう。ただし、実施する前には該当製品の取扱い表示を確認し、対応しているかの確認をしてください。

スチームアイロンを使う

スチームアイロンとは水を加熱した水蒸気として噴出して、洋服にアイロンをかける家電のことです。コートのしわの部分にスチームアイロンをかければ、簡単にしわを取ることができます。
ただし、スチームアイロンは、素材やデザインにダメージを与える場合もありますので、使用されるコートの取扱い表示をよく確認してからご使用ください。
スチームアイロンはコンパクトなサイズの製品も多いため、持ち運びにも便利です。またコート以外にも使えるので 1台用意しておくと安心ですよ。

霧吹きとドライヤーを使う

スチームアイロンのような家電が近くにない時には、少し手間がかかりますが霧吹きとドライヤーを使う方法があります。しわの気になる部分に霧吹きで水を吹き付けて湿らせて、伸ばしながらドライヤーで乾燥させてみましょう。コートの素材によっては外観が変わってしまう場合もあるため、取り扱い表示をチェックした上で事前に目立たない部位で試すことも大切です。
また、コートの生地によっては乾燥させる時に洋服ブラシを使うと良いかもしれません。コートを着る機会が少ない人や、出張先でのお手入れにおすすめですよ。

クリーニング店に出す

コート を自分でお手入れすると、ダメにしてしまいそうで怖く感じる人も多いかもしれません。そのような時には洋服の専門家であるクリーニング店を積極的に頼りましょう。多少の費用はかかるかもしれませんが、お気に入りのコートを失ってしまうことはないはずです。

コートのしわを予防する方法

できればコートにしわがつかないことが一番です。しわを予防する方法について解説します。

毎日のお手入れが重要

コートのしわを予防するためには毎日のケアが大切です。例えば、次のようなケアを習慣にすると良いでしょう 。いずれの習慣も日常のちょっとした一手間を惜しまないことがポイント。コートを長く大切に着られるように心がけてみましょう。
● 帰ってきたらハンガーに吊るして保管する
● 風通しのよいところで保管する
● 取扱い表示に従って洗濯する

しわになりにくい素材のコートを選ぶ

しわを予防することも、しわを取ることも手間に感じてしまう場合には、しわになりにくいアイテムを選ぶのがおすすめです。コートの素材によって、しわになりにくい性質をもつ場合があります。
例えば、ポリエステルなどの合成繊維や羊毛はしわがつきにくい繊維素材といわれています。
また、ポリエステル繊維の一つである「ソロテックス」は、形態回復性に優れしわがつきにくい上にストレッチ性のある繊維です。「ソロテックス」を使ったコートも多く販売されており、素材で選ぶ時におすすめのアイテムです。

ステンカラー コート

3Lロングコート(ユニセックス)

まとめ

この記事ではコートのしわの原因やしわを取る方法、予防する方法などを解説しました。しわになりにくい素材や、適切なお手入れなどを知っておくことで、お気に入りのコートを長く愛用できます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。