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山登り初心者のための服装とは?基本の考え方や服の選び方をご紹介

登山中に自然を感じるカップル

はじめて登山に挑戦しようとしている方で、どんな服装でいくべきか迷ってしまいますよね。街歩きのような軽装は危険だし、かといってあまりに重装備だと出かける前から面倒になってしまうことも。そこで今回は、初心者にもわかりやすい登山服のノウハウをご紹介します。

最初の登山はすべて揃えようとしなくてもいいが……

かつてはストイックなイメージがあった登山ですが、最近では日帰り登山やトレッキング、ファミリーで楽しむなど、手軽なスタイルが増えています。最初は服や靴に用具などプロユースのものをすべてそろえる必要はありません。せっかく出かけるならファッションも楽しみたいですよね。そんなときは「街着+α」くらいの感覚で選んでいきましょう。
普段着系で選ぶ基準は
  1. 軽くて
  2. 汗が乾きやすく
  3. ストレッチ素材で動きやすく
  4. 頑丈である
などを必須条件としましょう。レインウェア、マウンテンパーカー、トレッキングパンツ、足元にはスニーカーではなくトレッキングシューズ(登山靴)は基本アイテムとしてそろえたいところです。トレッキングシューズは足首を保護し、疲れにくく、登山道のような悪路でもけがや汚れを防いでくれます。レインウェアは蒸れずに快適、かつ雨をしっかり防いでくれる透湿タイプが人気ですので、一枚持参しておくと安心ですね。

マウンテンパーカーは暖かく頼もしいウェア。最近はデザインのバリエーションも増え、タウンユースのコーデとしても活躍します。高機能性のウェアはお値段もそれなりに高くなります。はじめは基本アイテムだけにとどめ、経験に合わせて重ね着する枚数を増やしていくと、出費を抑えられます。

注意しておきたいポイント

とはいえ登山は危険も伴うため、安全性は必ず考慮してください。注意点としては、綿素材の服はNG。一般的な素材なので「どうして?」と思われる方もいるかもしれませんが、天然繊維は湿気を吸いやすく、乾きにくい性質があります。登山では急な雨が降ることもあり、濡れてしまうと綿の服はなかなか乾かないため危険です。着ている服が濡れていると、この間にどんどん体温を奪われて、低体温症になってしまうケースがとても多いので、現在では登山用には不向きな素材として認識されています。

山登りの服装の基本!

登山時の服装についてさらに具体的に見ていきましょう。

重ね着が基本

登山の服装は3つのレイヤーに分けられます。肌に近い順に
  1. ベースレイヤー
  2. ミッドレイヤー
  3. アウターレイヤー
となります。ベースレイヤーはアンダーで汗を出すためのもの、ミッドレイヤーは保温用の中間着、アウターレイヤーは雨風を凌ぐためのものです。それぞれのポイントを知り、トータルに服装を考えましょう。

ベースレイヤー(肌着・アンダーウェア)

ベースレイヤーの素材別の選び方ですが、春夏は化学繊維(ポリエステルなど)、秋冬はウール素材のものを着ます。

化学繊維は汗が乾きやすく、涼感のあるタイプもあり、高温な季節にピッタリです。ウールは暖かく、天然の消臭効果もある優れた素材ですが、インナーで着るにはチクチクするので苦手という人もいるでしょう。両方を組み合わせたハイブリッド素材もあり、ウールも最近では滑らかな肌触りのものが増えています。インナーは一泊程度なら着替えなくても問題ありませんが、できれば予備を持っていったほうが安心です。

ミッドレイヤー(中間着、保温)

ミッドレイヤーは保温性や吸汗速乾性、軽さがポイントになります。アイテムとしてはウィンドシェル、インサレーションジャケット、フリースなどが代表的です。

アウターレイヤー(防風、防水)

レインウェアは行動着としては暑いので、脱ぎ着しやすいものを。最初は薄手のウインドブレーカーもオススメです。

その他に知っておきたい道具の選び方

服装以外の登山用道具についても知っておくといっそう便利です。

カバンはリュックサックタイプがオススメ

片方の肩だけに負担がかからないように、リュックサックタイプのカバンを携行しましょう。水筒用の外ポケット、チェストベルト(ショルダーストラップ同士をつないで固定するためのもの)などが付いたタイプだとさらに便利です。

汗が気になるなら、ドライレイヤーを試してみる

汗をかきやすい人は、運動中の汗が冷えて肌寒くなる「汗冷え」現象が起こることがあります。そんなときに試してみたいのがドライレイヤー。ドライレイヤーはメッシュ素材で、アウターレイヤー用の撥水加工を施したウェアです。かいた汗の肌離れが良く、汗冷えから体を保護します。

膝のけがが心配なら機能性タイツを検討する

機能性タイツはマラソンランナーに愛好者が多く、その効果は登山者にも支持されています。多様なモデルが販売されている中、登山用としてはコンプレッションタイプかサポートタイプが挙げられます。コンプレッションタイプは着圧で血行を良くする仕組みで、疲れにくく、疲労回復を早める効果があります。サポートタイプは、筋肉や関節を保護します。足の動きをサポートし、登山のパフォーマンスを高めてくれます、痛めやすい関節や膝を保護するので、けがの防止効果も期待できるでしょう。

まとめ:基本をおさえて山ファッションを楽しもう

  • 「普段着+α」の感覚で揃えてみる
  • 基本のレイヤースタイルを知ろう
  • 雨や汗の冷え、けが対策を
これから初めて登山する方は、登山ウェアで悩んでしまうケースも多いですよね。近頃は登山用品やアウトドアメーカーの直営店が増え、登山に詳しいスタッフが丁寧にアドバイスしてくれます。初心者だとハッキリ伝えて「ミッドレイヤーのおすすめは?」「子供と一緒に行きたいんですが」など、どんどん質問して、お気に入りの登山スタイルを見つけてください。

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